顔を洗っている女性
顔を洗う女性

肌トラブルが起こりやすい夏は、汗や皮脂のせいで大人ニキビが出来やすくなりますので、気を付けなくてはいけません。治療と聞くと、市販薬や皮膚科で処方薬をもらうイメージが強いですが、実は漢方薬を使った治療法もあるのを知っていますか。これは、原因である病気を治すというのではなく、体質を改善して治すという考え方になります。そのため、薬だけでなく生活サイクルを整えたり、食生活の改善をしたりするなどして体質に変えていくことで、より効果を高めることが出来ます。

ニキビってどんな症状?

ニキビは1つでも出来てしまうと顔が気になってしまって仕方ないという人が多いのではないでしょうか。1度出来てしまうと、何度も繰り返したり、こじらせてしまうと重症化する恐れもありますので注意が必要です。意外と知られてはいませんが、尋常性ざ瘡という病気の一種であり、毛穴が詰まって中で炎症が起こっている状態のことを指します。

炎症が広がると慢性化したり重症化することもありますので、正しい治療とケアが必要となります。かつては、思春期である10代に多い症状で、青春のシンボルとも言われていましたが、近年では大人ニキビと言われる20~40代など、年齢を問わず出来るケースも増えているそうです。

10代の思春期に出来る症状には、主に鼻や額などのTゾーンを中心に、顔全体に出来るという特徴があります。主な原因は、成長期で皮脂の分泌が活発になることが挙げられますが寝不足や食生活の乱れなどが続くことでも出来やすいそうです。20代以降になっても出来やすい人は大人ニキビと呼ばれるもので、1度なると何度も何度も繰り返し出来てしまったり治りにくかったりするので注意が必要です。また、正しい治療をしませんとくっきりと跡が出来る恐れもあります。

口の周りやあごなどの顔の下の部分に出来やすく、膿を持っているため1つ1つの症状が大きく目立ちやすいという特徴があります。生活習慣やホルモンバランスの乱れストレスや乾燥などさまざまな原因が重なることで起こるため、近年急増している肌トラブルの1つです。

初期症状は、白ニキビと呼ばれるもので、痛みはまだ感じることはありませんが、この段階で早めにケアをすることで痕が残るような症状を抑えることができます。但し、ケアをしないで放置しておくと古い角質や皮脂がどんどん毛穴に詰まると黒ニキビとよばれる皮脂が酸化した状態になります。こうなりますとケアをしっかりと行いませんとシミになる可能性がありますので注意が必要です。

また、進行して炎症を起こしてしまいますと赤ニキビと呼ばれる症状になり炎症箇所が痛みを伴い膿んで腫れることもあります。症状が悪化すると治りにくくなる可能性も高くなりますので注意が必要です。日頃から徹底したケアとならないようにする生活を心掛けることが大切です。

漢方医学とニキビ

ニキビの状態というのは、毛穴にアクネ菌が増殖してしまい化膿している状態です。尋常性ざ瘡という皮膚病の1つであり、現代医学の治療は主に外用薬を使っての治療となりますが、赤くはれて痛みを伴うなどの重症の場合には抗生物質を使ってアクネ菌を殺菌させることもあります。

抗生物質は高い効果を発揮するものではありますが長く服用し続けると腸内細菌が変化してしまい、尋常性ざ瘡がなかなか改善しない原因に繋がる恐れが出てくるそうです。もし、なかなか治らなくて抗生物質を使う場合には、副作用が出るのを最小限にするためにも、使用期限を最短にするなどの工夫が必要になります。また、実は殺菌をしたり、出来ている箇所を取り除くだけでは根本的な治療とは言えないのをご存知ですか。

治療は根本から行いませんと、容易に再発する恐れがあるのです。そこでオススメするのが漢方薬を使った治療です。この治療法は何よりも体質改善することを一番の目的としています。漢方医学では身体の中で発生した余分な熱が皮膚に影響を与えてしまい、そこに風熱・下界の熱の刺激が加わることで発症してしまうものだと考えられています。

そのため体内の何処に熱が籠っているのかというのを見極めて適切にその熱を取り除き、余分な熱を発生させないために、身体のバランスを整えなくてはいけません。漢方薬を使った治療は消化管に注目することが重要だと言われています。

その理由は皮膚呼吸と外呼吸の観点から、皮膚は肺と関係しているからです。更に肺は脾胃や大腸と関係していることから皮膚は消化管と関係していることが解ります。実際に漢方薬を使って治療をする場合には症状の色が白なのか、黒・赤なのかとどれくらい成長していて、炎症の度合いはどれくらいなのかによって異なります。

また、出来やすい部位などからも見極めてそれぞれに合った薬を服用します。症状があらわれると皮膚科に行って外用薬をもらって治療をするという人が殆どだとは思いますがならないようにするために、根本的に治療をしたいのであれば漢方薬を使って体質改善をすることが、重要だということを知っておきましょう。そうすれば毎回症状が出るたびに悩んだり、治療に苦しむことも無くなるでしょう。また、身体にも優しいのでアレルギーなどある方にもおすすめできます。

おすすめ漢方薬は?

漢方医学の考えでは、皮膚と体内は密接な関係にあると考えられます。体内に発生した余分な熱が皮膚に影響を与えており、そこに下界の熱の刺激が加わって出来るものだとされているのです。皮膚と体内は密接な関係にあり、中でも消化管とも密接な関係であると言われています。

色や成長・炎症がどれくらい出来ているかによって、それぞれの症状に合った薬を服用するのが治すポイントとなってくるのです。ニキビに良いとされている漢方薬はいくつかあります。まず、清上防風湯は脂ぎっている症状に用いられるものです。清上防風湯は、それ以外にも顔の熱や炎症を抑える効果が期待出来ます。炎症が多い時に使われて、症状全般に使えると言われているのです。

荊芥連翹湯は、肌が浅黒い人で炎症反応が慢性化しており、化膿するタイプの人に良いと言われています。荊芥連翹湯は、副鼻腔炎の人にも処方されることが多いそうです。桂枝茯苓丸加?苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)は、ストレスが原因であったり血の巡りが悪くて冷えているタイプの人に良いと言われています。

桂枝茯苓丸加?苡仁はそれ以外にも、生理前や生理中に出来やすい人や手足が荒れている人にも効果があると言われています。半夏瀉心湯は、食生活のバランスが乱れている人や胃腸障害を伴っていて、主に口の周りを中心に出来る人に良い効果があると言われているのです。

その他にも、高&ロゲン血症が関係していることから、テストステロンの抑制作用があると言われている芍薬甘草湯を使う場合もあります。芍薬甘草湯は、皮脂腺の分泌を減少させてアクネ菌の増殖を抑えて、改善をする働きがあります。漢方薬は、医師がしっかりとひとりひとりのニキビの状態や体質を見ながら処方してくれますので、みんなが同じとは限りません。

また、漢方薬は保険がきかないと勘違いしている人もいますが、病院で医師が処方すれば健康保険適用となりますので、安価で手に入れる事が出来るのです。症状が酷い場合には、漢方薬と西洋薬を組み合わせて治療をするという方法もあります。漢方医学の考えでは漢方薬は炎症を抑えて、原因となる体質を改善することで吹き出物出来にくい身体にすることを目指しますが、自分の体質を見極めるのはなかなか難しいため、必ず自己判断ではなく、医師に診てもらうことがオススメです。

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